要点
- 計算方法:約 6,600 の座標系の EPSG 定義を用いた Proj4js。形式と投影法の変換はミリ単位で厳密で、測地系の変換の精度は EPSG の変換パラメータの精度(多くは約 1 m)に従います。
- ブラウザ内で動作します。クリックした場所、描いた図形、開いたファイルはアップロードされません。
- データとライブラリ:OpenFreeMap, MapLibre GL JS, Proj4js, EPSG Geodetic Parameter Dataset (via epsg.io and epsg-index)。
- 無料で使えます。登録もインストールも不要です。
座標の書き方はさまざまです。GPS は 55.676098, 12.568337 と表示し、紙の地図には 55°40′34″N 12°34′06″E と書かれ、測量図面は UTM 33U 347093 6172711 を使い、GIS レイヤーは EPSG:25832 や英国ナショナルグリッドのような国の座標系を使っています。この座標変換ツールはそのすべてを読み取れます。入力の座標系を選び、1 行に 1 点ずつ入力または貼り付けると、各行が十進度、度分秒、度と十進分、UTM で表示され、それぞれにコピーボタンが付きます。「変換先の座標系(EPSGコード、任意)」にコードを入力すれば、投影座標系や国の座標系でも結果を得られます。地点は地図上に表示されるので、緯度と経度の入れ違いにもすぐ気づけます。地図をクリックすると、その地点が入力の座標系で書き込まれます。最大 1,000 行のリストは、すべての形式を含む CSV ファイルとしてダウンロードできます。
使い方
- 入力の座標系(緯度経度、UTM、または EPSG コード)を選び、1 行に 1 点ずつ入力するか貼り付けます。
- 入力欄の下に表示される変換結果を確認するか、地図をクリックしてその地点を変換します。
- 必要に応じて「変換先の座標系(EPSGコード、任意)」に EPSG コードを入力し、国の座標系や別の測地系に変換します。
- 各値はボタンでコピーできます。共有リンクをコピーするか、すべての行を CSV でダウンロードします。
精度はどのくらい?
形式の変換は厳密、測地系の変換はそうではない
WGS84 の中での十進度、度分秒、UTM の相互変換は純粋な数学で、誤差は 1 ミリメートルを大きく下回ります。度の小数点以下 6 桁は地上で約 11 cm、秒の小数点以下 2 桁は約 30 cm にあたり、結果はこの桁数で丸められています。WGS84 から OSGB36 や NAD27 への変換のように測地系をまたぐ場合は、近似にすぎない変換が必要です。ページではコードの横に EPSG が示すその精度を表示します。たとえば ETRS89 では 1 m、グリッドファイルを使わない英国ナショナルグリッドでは 5 m です。
WGS84、ETRS89、NAD83 は完全には同じではない
大陸は移動しています。ETRS89 はヨーロッパに、NAD83 は北米に固定されている一方、WGS84 は地球全体に追随するため、2026 年の時点で両者は約 1 m ずれています。多くのウェブツールや GIS の既定設定と同様に、このツールはこれらを同一として扱うので、公称精度は約 1 m となります。cm 単位の測量作業には、各国の測量機関が提供する座標変換サービスを使ってください。
UTM のゾーンと緯度帯
UTM は世界を経度 6° ごとの 60 のゾーンに分け、それぞれが独自の横メルカトル図法を持ち、東距の原点に 500,000 m、赤道より南では北距の原点に 10,000,000 m を加えます。このツールは位置からゾーンを選び、ノルウェー南西部とスヴァールバル諸島の標準的な例外にも従います。ゾーン番号の後の文字は緯度帯です。北緯 84° より北と南緯 80° より南では UTM は定義されていません。
知っておきたいこと
緯度が先か、経度が先か
N、S、E、W の文字がない場合、Google マップの表記と同じく緯度が先として読み取ります。GeoJSON や多くのプログラムは経度を先に書きます。地点が海や別の大陸に表示されたら、2 つの数値を入れ替えてください。投影座標系では東距(x)が先、北距(y)が後です。
小数点のコンマと区切り文字
55,6761 のように小数点にコンマを使う数値は、2 つの座標がセミコロン、タブ、または「コンマ+スペース」で区切られていれば読み取れます。UTM はゾーン、東距、北距の順に、たとえば 32U 691000 6176000 のように書きます。南半球では 33 south 500000 4000000 のように書きます。
EPSG コードが違えば場所も違う
投影座標は正しいコードと組み合わせてはじめて意味を持ちます。同じ数値でも、UTM ゾーン 32 とゾーン 33 では 400 km 離れた場所になります。地点が座標系の適用範囲の外にある場合、ツールは警告を出して地図上に表示するので、コードの間違いの多くはこれで見つかります。
よくある質問
緯度経度を UTM に変換するには?
入力を緯度経度のままにして座標を入力または貼り付け、結果の UTM の行を読みます。コペンハーゲンなら 33U 347093.3 6172711.5 のようになります。ゾーンは位置から自動で選ばれます。ゾーンを指定するには「変換先の座標系(EPSGコード、任意)」にそのゾーンの EPSG コードを入力します。たとえば UTM ゾーン 32N なら 32632 で、デンマークでは国全体でこのゾーンを使っています。
度分秒を十進度に変換するには?
55°40′34″N 12°34′06″E や 55 40 34 N 12 34 6 E のように、書かれているとおりに値を貼り付け、十進度の行を読みます。結果は 55.676111, 12.568333 です。N 55° 40.566′ のような十進分の表記も使えます。
どの座標系に対応していますか?
約 6,600 の EPSG の地理座標系と投影座標系に対応しています。すべての UTM ゾーン、英国ナショナルグリッド、Lambert-93、RD New、LV95、米国の State Plane ゾーンなどの国の座標系、Web メルカトルも含まれます。グリッド変換ファイルが必要な座標系は対象外ですが、英国ナショナルグリッドは公表されている 7 パラメータ変換を使って対応しています。
地点のリストをまとめて変換できますか?
はい。1 行に 1 点ずつ、最大 1,000 行まで貼り付けられます。たとえば表計算ソフトからコピーした列をそのまま使えます。読み取れない行には印が付き、「CSVをダウンロード」ですべての行をすべての形式で取得でき、そのまま Excel で使えます。
EPSG:4326 と EPSG:3857 とは何ですか?
EPSG:4326 は、GPS で使われる度単位の WGS 84 の緯度経度です。EPSG:3857 はウェブ地図で使われるメートル単位の Web メルカトル図法です。両者の変換は厳密ですが、3857 で測った距離は赤道から離れるほど引き伸ばされます。
ステップごとのガイド
誤りや不足がありましたら、[email protected] までメールでお知らせください。修正いたします。